centos5をVirtualboxで使用する際のネットワーク設定(備忘録)
こんばんは。
Virutalboxでcentos5を使用する際の設定を自分用に載せておこうと思います。
目的
設定項目
1.Virtualboxのネットワーク設定
2.ゲストOS(centos)のネットワーク設定
1.Virtualboxのネットワーク設定
Virtualbox起動画面から対象のOSを選択し、設定を開きます。
割り当てをブリッジアダプターに変更します。その他はデフォルト設定のままです。
ブリッジアダプタはホストOSと同じネットワークに参加する設定です。
sshをしたかったので今回は同じネットワークに参加させました。
2.ゲストOS(centos)のネットワーク設定
ゲストOSの設定方法にはGUIかCUIで行うことができます。
GUI
デスクトップ上段のメニューから システム>管理>ネットワーク を選択します。
一般ユーザーでログインしている場合はスーパーユーザーのパスワードを求められる為、入力します。
ネットワークの設定画面が開きます。
『停止』を押下してから、編集を選びます。 ( ※サービスのリスタートのタイミングで反映されるので後で停止→起動でも問題ないかもしれません )
各種設定を行います。ポイントとしてはDHCPの自動割り振りは切り、固定IPに指定しました。この辺は環境と好みですので自由に設定して下さい。
設定が終わったらネットワーク設定画面に戻り『起動』を押下します。
networkサービスのrestartが完了したら、firefoxなどブラウザを使ってwebページが開けるか確認してみましょう。
CUI
設定ファイル一覧
ファイル | 役割 |
---|---|
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 | IPアドレス、ネットマスク、ゲートウェイ等を設定します。GUIで設定した項目はこのファイルに反映されているため、自分で編集してもOKです。 |
/etc/sysconfig/network | ホストネームを設定するファイルです。今回のGUIでは設定していません。 |
/etc/resolv.conf | ネームサーバー(DNS)を指定します。今回のGUIでは指定していません。ifcfg-eth0にDNS= で指定しnetworkサービスをrestartすると自動的に反映されます。 |
設定情報
[root@centos53 ~]# cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 # Intel Corporation 82540EM Gigabit Ethernet Controller DEVICE=eth0 #デバイス名 BOOTPROTO=static #DHCPを無効(静的IPに指定) HWADDR=08:00:27:B0:6C:0E #NICのMACアドレス ONBOOT=yes #OS起動時にサービスを立ち上げるか TYPE=Ethernet #インターフェイスの種類 IPADDR=192.168.55.200 #IPv4アドレス NETMASK=255.255.255.0 #ネットマスク GATEWAY=192.168.55.1 #ゲートウェイ IPV6INIT=no #IPv6アドレスを使用するか DNS1=192.168.55.1 #プライマリDNSの設定
viなどエディタで編集をして保存します。
設定を反映させる為にネットワークサービスを再起動します。 ※マシンリブートでも可能
[root@centos53 ~]# service network status #状態確認 設定されたデバイス: lo eth0 現在活動中のデバイス: lo eth0 [root@centos53 ~]# service network restart #サービスの再起動 インターフェース eth0 を終了中: [ OK ] ループバックインターフェースを終了中 [ OK ] ループバックインターフェイスを呼び込み中 [ OK ] インターフェース eth0 を活性化中: [ OK ] [root@centos53 ~]# ifconfig #ネットワーク情報の確認 eth0 Link encap:Ethernet HWaddr 08:00:27:B0:6C:0E inet addr:192.168.55.200 Bcast:192.168.55.255 Mask:255.255.255.0 inet6 addr: fe80::a00:27ff:feb0:6c0e/64 Scope:Link UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 Metric:1 RX packets:1843 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0 TX packets:776 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0 collisions:0 txqueuelen:1000 RX bytes:251795 (245.8 KiB) TX bytes:92686 (90.5 KiB)
CUIでのネットワーク設定は以上です。
sshで接続する場合はsshのサービスを立ち上げる必要があります。私はOSインストール時に、デフォルトで入れました。 SElinuxやiptablesのせいですんなり繋がらない事もあるようです。
別途対応方法を記載する予定です。